Diablo4ですぐキャラクターが倒されてしまう。
そのような時には、
- ビルド(スキルやパラゴンボード)が攻撃に寄りすぎている
- 装備に防御系のAffixが欠けすぎている
- 防御ギミックが足りていない
のいずれかの原因が起きているはず。
本記事ではDiablo4における防御の盛り方・生存能力向上方法についてを掲載。
※執筆時期はDiablo4プレシーズン時。
はじめに
ワールドティアを上げていくと、そしてナイトメアダンジョンのティアを上げていくと、敵の攻撃はどんどん熾烈になっていく。
レベル補正が働いている場合もあるため、レベルを上げていくだけで解決できる場合もあるのだが、同レベル帯の相手にすら瞬殺されるということであれば対策が出来ていないことを疑うべき。
そもそも高ティアのナイトメアダンジョンを回るためには、大きなレベル差のある相手に倒されないだけの能力が必要となる。
Diablo4には様々な防御回りのメカニズムがあるため、自分のビルドを一度照らし合わせてみて欲しい。
防御能力が高い装備とは
敵から受けるダメージに対しての対策方法としては、
- 防御力を盛る
- ライフを盛る
- 耐性を盛る
- ダメージ減少を盛る
と言った対策がある。
ただ防御系の能力は数が多くどの数値がどれ程影響を与えてるのかがぱっと見分かりにくい。
先に結論から言ってしまうと、『高い防御力の装備に多くのダメージ減少が付いている装備がめちゃ強!』だと思っておけば良い。
フラットな防御力を上げるだけでダメージ減少率が上昇
各種防具の基礎能力である『防御力』は、
- 通常攻撃や出血ダメージ等の物理ダメージ
- 各種属性攻撃や毒等の非物理ダメージ
の二つを一定割合で減少させる。
防御力は装備を適正なアイテムパワーの装備へと乗り換えていくだけで上がっていくため、気付けばそこそこの数値になっているはず。
とくに数値が大きくなる胸当て・兜は、早めに乗り換えていくとそれだけで硬くなる。
また防御力はアミュレットや指輪に頭蓋骨を嵌めることでも稼ぐことが可能。
後述するが属性耐性は多量に積むメリットが殆どないので、基本的にはアクセ枠のソケットは頭蓋骨を推奨したい。
一方で手袋装備は防御力の数値がそれほど多くはないため、どちらかというとAffix目当てで良い。
コアスキルランク+による火力アップも大事なので。
ライフ最大値を盛る
どんなに防御力が高くても相手の攻撃を受け止められるだけのライフが無ければ意味がない。
極論ライフが倍になれば実質防御力が倍になったのと同じであるため、Affixの数値によっては起用したい。
ライフの数値を参照するレジェンダリーパワーも多く、バーバリアンやネクロマンサー等は他のクラス以上にライフに依存することになる。
アイテムパワーが高くなってくると、一部位で1,000以上のライフを稼げるため一気にタフになる。
耐性はまんべんなく盛る
非物理攻撃(各種属性攻撃)も防御力で軽減できるのだが、減少量は物理攻撃の半分になってしまう。
※PvPエリアだと軽減量が変わるのだが説明は割愛。
逆を言えばダメージの半分を防御力で受けて、残った部分を各種抵抗の割合で軽減するのがDiablo4のレジストだ。
結論から言うと、Diablo4の属性抵抗はプレシーズンの現状は後回しで良いくらいの優先度。
一つは先述した通り、半分は防御力で肩代わり出来るから。
そしてもう一つの理由が各種属性抵抗の計算式が加算ではなく乗算だからということ。
Diablo4の属性値の計算式は以下の通り。
1-(1-[属性抵抗値]%)*(1-[属性抵抗値]%)………=属性ダメージ軽減量
では仮に炎属性抵抗30%の装備を一箇所~三箇所に装備するとどんな結果になるのかと言うと、
一箇所:1-(1-30%)=30%
二箇所:1-(1-30%)*(1-30%)*(1-30%)=51.0%
三箇所:1-(1-30%)*(1-30%)*(1-30%)=65.7%
このように盛れば盛るほど効果が低下していくことが分かる。
そのため大量に積むのではなく、各種属性を散らばるように少量取る方が効果的。
更には基礎ステータスでも属性抵抗は上がっている他、パラゴンボードでも属性抵抗は盛ることが出来るため、属性抵抗を盛るのであれば後述するダメージ減少を盛ったほうが効率的だ。
ダメージ減少は強力なAffixなので沢山盛れ
防具に付加されるAffixの中には、
- 全ダメージ減少
- ◯距離の敵から受けるダメージ減少
- ◯◯状態の敵から受けるダメージ減少
などといったAffixが付いていることがあるのだが、このダメージ減少率がとにかく効果が大きく強い。
防御力などで削られた最終ダメージに対してこのダメージ減少率を計算する形になるため、多少属性抵抗が低くてもこのダメージ減少率で受け止めることが出来る。
こちらは物理ダメージをも軽減してくれるため、役割としては属性抵抗よりも大きい。
このダメージ減少も乗算で計算されていくのだが、沢山種類があるのが特徴。
例えば自分の場合、ポイズントラップを防御機構として利用したツイストブレードで遊んでいるため、
- 全ダメージ減少
- 近距離の敵から受けるダメージ減少
- 脆弱状態の敵からのダメージ減少
- 毒状態の敵からのダメージ減少
をそれぞれ確保している。
レジェンダリーパワーで防御レイヤーを確保
ここまでで解説した防具の各種Affixでもかなりのダメージを減らすことが出来るが、各種レジェンダリーパワーを組み合わせてより耐久を増やすことが可能。
各種ビルド独自の防御効果持ちのレジェンダリーパワーもあるが、以下に記載しているものは汎用的に使用できる。
ステータスによる防御力をより強固にするものや、バリアを張り二重でダメージを受けるものなど効果は様々。
防御効果持ちのレジェンダリーパワーはかなりの安定に繋がるが、防御力が落ちて火力が減っては元も子もないため、ビルドのバランスには注意。
守護者の~
代表的なものがレジェンダリーパワー『守護者』。
力の古文書もあり、破砕山脈の失われた書庫クリアで解放可能。
このレジェンダリーパワーは、『エリートモンスターにダメージを与えると、10秒間一定値のダメージを吸収する障壁を得ることが出来る』と言う効果を持つ。
多くの場合、高ティアのナイトメアダンジョンでの死因はエリートモンスターの攻撃であることがおおいため、防衛策としては非常にお手軽。
再発動までに一定時間が必要だが、その間にエリートモンスターを倒せる火力があれば問題ない。
腕力の~
ダメージ減少率を盛ることが出来るレジェンダリーパワー『腕力』。
力の古文書は乾きの平原の暗き渓谷クリアで解放可能。
『基本スキルを使うと[2-6]秒間、20%のダメージ減少効果を得る』というシンプルな効果を持つ。
効果時間中に基本スキルを織り交ぜていくスタイルのビルドであれば、かなり手軽にダメージ減少を稼ぐことが可能。
不服従の~
防御力を%で上昇させるレジェンダリーパワー『不服従』。
力の古文書はケジスタンの忌まわしき者の広間クリアで解放。
『なんらかのダメージを与えると4秒間、防御力が乗算で[0.25-0.5]%上昇、かつ効果は乗算で[25-50]%まで蓄積する。』という効果を持つ。
手数にも左右されるが、敵の群れを相手にする際におよそ防御力が1.5倍になると考えるとかなり強力。
イカサマ師が携えし~
ダメージ減少と移動速度を合わせて盛るレジェンダリーパワー『イカサマ師』。
力の古文書はスコスグレンのルバンの安息所クリアで解放。
『操作障害状態の敵から受けるダメージが[15-25]%減少、かつ操作障害状態の敵からダメージを受けると、移動速度が2秒間+15%増加する。』という効果を持つ。
各種操作障害を起点としたビルドの場合は、クラスのパッシブやパラゴンボードで追加のダメージ減少を稼げる場合が多い。
イカサマ師の場合は移動速度も上昇するため、退避にも便利。
ビルドガイドの防御メカニズムはしっかりと読んでおく
これらのステータスの他にも、各種ビルド独自の防御メカニズムが存在する場合が多い。
ビルドガイドに記載されている場合も多いが、何をどうすればダメージを減らせるかは必ず頭に入れておきたい。
例えば、自分がメインで使用しているツイストブレードローグの場合、
- ダークシュラウド自体のダメージ減少
- ポイズントラップとパッシブ『弱体の毒物』による毒状態の相手からのダメージ減少
- パッシブ『頑丈』による近距離ダメージ減少
- 重要パッシブ『機運』によるダメージ減少
- パラゴンボードによる脆弱状態の相手からのダメージ減少
- パッシブ『吸収攻撃』によるクリティカルダメージでの回復
- 防具のソケットに嵌めたトパーズによる操作障害時のダメージ減少
これらの要素が防御の要となっている。
おわりに
少しでもこの記事がもし敵の火力に悩んでいる方の参考になれば幸い。
もちろん今後のアップデートやシーズン突入で、ダメージ計算やAffixの価値が大きく変わる可能性がある点には注意したいところ。
(本記事頭に執筆時期を記載しているので、発売数年後から始めたプレイヤーは念のため確認をして欲しいかも。大分メカニズムが変わっている可能性があるので。)
高ティアのナイトメアダンジョンでは火力・防御共に求められるためバランス感が非常に難しい。
ナイトメアダンジョンmodでも難易度は上下するため、正解は無いのだが、(何だかやたら死ぬなぁ)という時にはまず装備から見直すこと。
先述したようにとにかくダメージ減少の効果・影響が大きいため、そこに気をつけるだけでも大分被ダメージが変わるはず。
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