先日ゲームカタログに追加されたローグレガシー2。
前作である無印のローグレガシーはなんやかんやプラチナトロフィーを獲得するまで遊んだのだが、1と比べると2があまり話題になってない気がしたのでダイレクトマーケティングを。
ローグレガシー2ってなぁに?
(前作をプレイ済みの方にとっては特に説明することもなく、前作の正当進化版だよ!だけで済む箇所ではある部分。)
ローグレガシー2は横スクロール2Dアクション型のローグライトゲーム。
全部で六種類のエリアからなる広大なダンジョンを何世代もかけて攻略していくことになる。
ローグライトゲーであるため、各エリアの構造はランダム。
但し各エリアの大まかな位置など、毎プレイ固定されている部分もあり、死んだ後も引き継ぐことが出来る『家宝』を探索して集めながら行けるエリアを増やしていくというメトロイドヴァニアな要素も。
武器等を交換したり、多種多様な能力を得ることが出来るレリックを装備したりと、探索をしつつアイテムを集めて攻略をしていく。
これらは死んでしまうと全て失ってしまうが、唯一引き継ぐことが出来るのがお金。
この引き継いだお金を使ってスキルツリーを強化し、恒常的に最大HPや攻撃力、防御力を上げつつ少しずつ攻略出来る範囲を広げていくのがローグレガシー2の主な流れとなる。
死んで鍛えて死んで鍛えて…という繰り返しのシンプルなゲーム性なのだが、ワンプレイがそれ程長くないため、後もう一回!の繰り返しでひたすらだらだら遊んでしまう。
ローグレガシー2のここが面白い
丁寧に作られているローグライトゲームというだけでもう面白さが確約されている訳なんだけれども特に面白いポイントが何点か。
一歩一歩着実に進んでいくのが楽しい
ローグライトゲーの宿命としてちょっとのミスで全てが台無しになることが非常に多い。
もちろんローグレガシー2も同じなのだが、引き継げる項目と引き継げない項目が明確で、基本プレイヤー側有利なのがとてもノンストレスで楽しい。
探索の中で手に入れた装備やレリックは残念ながら引き継ぐことが出来ないが、
- 獲得したお金
- アクションが追加される家宝
- 倒したボス
- お金を払って開放したエリア入り口のポータル
などはしっかりと引き継がれる。
またアーキテクトというNPCを使えば、獲得ゴールドにペナルティが入るものの、前回と同じマップ構成でチャレンジすることも可能。
そのため、ボス戦に勝てないのに何度も道中をプレイしなければならない、攻略中のエリアまでまた進めるのが面倒、といったことは一切発生しない。
豊富な職業が面白い
お金を使って強化していくスキルツリーでは、恒常的な強化だけでなく新たなキャラクターの職業を解放することも出来る。
- オーソドックスな性能を持ちガードも出来るナイト
- 振りは遅いが攻撃力が高いバーバリアン
- MP吸収と魔法攻撃に特化したメイジ
などのよくあるクラスから、
- フライパンで敵の弾を跳ね返し、攻撃に炎上効果のあるシェフ
などの一風変わったものまで、全部で15種類。
キャラクターが死ぬと次の世代へとバトンタッチされる訳だが、その際に三体のキャラクターが並びその中から次の主人公を選択する形になる。
どんな職業が選ばれるかはランダムなため、必然的に色々な職業のキャラクターに触れることが可能。
ゲーム内トークンを表示して使いたい職業のキャラを常に表示させたり、三択が気に入らなかった場合にはリロールしたりと、幅広くフォローされているのも好印象。
職業によってステータスだけでなくプレイ感がまるっと変わるので、何十回、何百回とプレイすることになるゲームの性質と相性が良い。
デメリットとメリットのバランス感が面白い
キャラクターを選ぶ際には、職業の基本能力に加えて一部ランダムな特性を持っている場合がある。
- ジャンプ力が上がる
- 特定のアクションが置き換わる
- 店の商品が割り引かれる
と言ったメリット効果もあれば、
- 攻撃を受けると一定時間武器が使えなくなる
- 全ての行動にクールタイムが必要になる
- ノックバック距離が多くなる
等のデメリット効果も。
但しこれらのデメリット効果には獲得出来るゴールド量を増大する効果もあり、これがゲーム攻略において非常に大事。
とにかくお金を稼ぎ恒久的なアップグレードを繰り返していくことがゲームの攻略に繋がるため、時として敢えてデメリット効果を選んでお金を稼がなければ行けない場面も。
最大HPが1になってしまう本当に辛いものから、宝箱を開いた時に中身があたりに散らばってしまうといったそんなに困らないものまで沢山の特性があるため、プレイスキルに合わせてデメリットを背負いつつお金を稼いでいくのが楽しい。
周回プレイが楽しい
6体のボス+αを倒すことでエンディングとなるのだが、エンディング後はペナルティを追加したうえでの周回プレイが可能。
このペナルティにより出現する敵が強化されたり、ボスのアクションが大きく様変わりしたりなどといった大きな変化が生まれる。
この周回時のペナルティはデメリットばかりではなく、獲得出来るゴールド量が増加するというメリットもあるため、やはりここでもある程度のリスクを背負いつつゲームの効率を上げていくことが可能。
オフィシャルチートが社会人に優しくて楽しい
ローグレガシー2にはハウスルールという公式のチートシステムメニューがある。
この機能を使ったからと言って特にトロフィー面でのデメリット等も存在しない。
- 敵のHP量
- 敵から受けるダメージ量
- 接触判定のオンオフ
などなど、細かな項目ごとに別れているのだが、細かく増減することが出来るため、チートではなく文字通りハウスルールという名称がピッタリ。
全ての数値をプレイヤー有利になるように調整することも出来るし、敵のHPは減らしつつ受けるダメージは増加させるというピーキーな調整にすることも可能。
調整できる量もある程度の下限があるため、お金稼ぎとスキルツリー強化を怠っていると、どんなにハウスルールで有利設定しようがあっという間に倒されてしまうことも。
要はオールクリアにかかる時間をプレイヤー自ら調整することが出来る機能なので、忙しい社会人にも最適。
なによりゲームカタログに入っているのが最強
そんなローグレガシー2だが、最初に伝えたようにゲームカタログに入っているため、PSPlusのエクストラ会員なら無料でプレイすることが可能。
もうプレイ時間はかなりのものになっているが、未だに合間合間の時間にだらだらプレイしてしまう。
大作ラッシュが続く今こそ、気軽にできるこのローグレガシー2を合間に挟んでみてはいかがだろうか。
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