新しく一から何かを始めるのは色々と億劫なもの。
なんとなーく興味は持っていたものの、手を出さないまま数日が経ち、数ヶ月が経ち、数年が経ち…
いざ手を出そうと思ってもコンテンツが広がりすぎて何から手を付けて良いのかも分からない。
こんな経験は誰しもがしたことがあるはずだ。
事の発端はある友人の一言だった。
「アイマスってどれから手を付ければいいん?」
…確かに言われてみれば知らぬ間に何やかんやで派生作品もたくさん出ており、これから始める人にはどのプラットフォームの何をプレイすればいいかも分かり辛い。
一言で伝えるなら「気になるキャラクターが出てる作品をやれよ!」となってしまうが、それはあまりにも冷たい回答だなぁと思ったため、この記事を書くことにした。
ということで改めて本記事は
- これまでアイマスに触って来なかったけどこの機会に追いかけたい
- 興味はあるものの派生作品が多すぎてどれから手を出せば良いのか分からない
と言った新人プロデューサー、もしくはプロデューサー候補を沼に引きずり込むためのプレゼンテーションだ。
筆者はsideMをアニメと一部コラボイベントぐらいしか知らず、迂闊なことを言ってデュンヌの方々に刺されるわけにもいかないので、あくまでも男性向けタイトルの紹介になるのをご了承いただきたい。
結論:これから触るならスタマスから遊べ!
ちょっと待て!とツッコミたいプロデューサーもいるとは思うが、もし自分がこれから初めてアイマスを触る!という人にオススメするとしたら間違いなくスタマスことアイドルマスター スターリットシーズンだ。
各派生作品毎に舞台となる事務所が違うのだが、スタマスは本家本元765プロを舞台に、
- シンデレラガールズ
- ミリオンライブ
- シャイニーカラーズ
上記三作品のアイドル・事務所と協力をしてスターリットシーズンという大イベントに臨むというのが大まかなストーリーとなる。(ミリマスは同じ765プロ舞台のため、候補生としての登場となるが)
一見ファンアイテムかと思いきや、どちらかというと各派生作品の入門編と言っても良いような作りになっているのが本作。
あくまでもプレイヤーは765プロのプロデューサーとして他の事務所のアイドルと顔合わせをすることになるため、765プロの面々以外は初めましての状態からスタートする。
そのため、各事務所のアイドル紹介部分がとにかく丁寧に描写されており、他作品やシリーズを一切触っていなくとも「このアイドルはこういうキャラクターなんだなぁ」がとにかく分かりやすい。
スタマスをプレイしてみて気になるアイドルが居たらそこから派生作品のタイトルをプレイする。
この流れが一番抵抗感なく世界観に入っていける方法だと考えた。
※ただし女性向けタイトルであるsideMのキャラクターはメインに登場しないためそこだけ要注意。
好きなアイドルがいる作品から触るべきでは?
友人B「好きなキャラが出てるスマホゲーから触ったほうが良いんじゃないの?無料だし」
と早速ツッコミが入ったわけなのだが、これに関しては自分も同意見。
ただ、おそらくは“好きなキャラクター”レベルで気になってるキャラがいるのであれば、多分その人は既にプレイをした後なんじゃないかなあと。
そういう人は勝手に沼に沈んでくれる訳なので、特に何かを布教したりする必要はない。
あくまでもスタマスを勧めるのはこれからコンテンツに触る人に対してだ。
ゲームとしての出来も家庭用アイマスの中では最高峰の完成度だと思っているので、既に担当のアイドルが居るけれどスタマスはまだ触っていない、という人にもむしろ遊んで欲しいゲームだったりもする。
惜しむべきはゲームの難易度だが…
諸手を挙げてオススメしたいスタマスだが、強いて欠点を上げるとするとやたら硬派なゲーム部分…とにかく変に難しい部分があるゲームの難易度部分。
ストーリー一話一話のキーになるライブに挑戦して勝ち進んでいかなければならないのだが、参加できるメンバーはシナリオごとに選抜されたメンバーになるため、「自分は○○担当だから…」と、一人を集中的に育成し続けてると詰む可能性がある。
逆を言うと抵抗なくバランス良く育成を出来る新人プロデューサーこそこのゲームを有利に進めていくことが出来るハズ。
幸いにも発売から暫く経っていることもあり攻略情報も多数出回っている。
個人的にはコミュの正しい選択肢と翌月の選抜メンバーぐらいはカンニングしながら進めてもバチは当たらないはず。
スタマスで気になる事務所を見つけた後は…
出来ればスタマスを二周目クリア、トロコン、DLCまで遊び尽くしてほしいわけだが気になるアイドル、もしくは事務所が見つかったら、その時は各派生作品に手を出していこう。
特にいまはスマホゲームが主体なので「いつが始め時?」と聞かれたら「期間限定イベントに備えていち早く始めるべき」としか言えない。
本家本元!765プロの話を追いかけたい
個人的に一番難儀なのはこのパターン。
というのもシリーズの歴史が厚すぎて派生作品が沢山出ているため、どこから手を付ければいいのかが分からなくなってしまうことが多い。
個人的に765プロの面々のストーリーを追いかけるなら、
- アニメ THE IDOLM@STER全25話
- アニメ特別編1話
- 劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
のアニメ三点セットが一番オススメだ。
今はすっかり丸くなってしまった千早の尖っていた頃の姿を見れる作品でもある。
強いて言うべきことがあるとすれば、各アイドル主役回の出来に差があるため響Pは辛いかもしれない。
辛かった。
765オールスター13人の出演する他ゲーム作品に触れるなら
スタマス以外のゲーム作品に触れるのであれば
- アイドルマスター ワンフォーオール
- アイドルマスター ステラステージ
- アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(ミリシタ)
という順にプレイしていくのがオススメ。
逆でもいいが、ゲーム面は段々向上してるため逆だととっつき辛いかもしれない。
その他の作品はファンアイテムとして見ても出来がゴニョゴニョ…といった感じなので、正直後回しでも良いかも。
幸いにも各シリーズ作品はパラレルな世界観となっているため直接時系列が繋がっているわけではない。
ミリシタはミリオンライブの面々も含めた派生作品なので、常に765オールスター13人のストーリーを読めるわけでは無いが、定期的に出番とストーリーの掘り下げがあるので是非プレイしよう。
まさか2023年になって貴音の妹の姿が見れるとは…
シンデレラガールズ・ミリオンライブの話を追いかけたい
シンデレラガールズの面々、もしくはミリオンライブの面々に興味を持ったのであれば、スマートフォンで遊ぶことが出来る
- アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)
- アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(ミリシタ)
に手を出そう。
どちらもゲームジャンルとしては音ゲーのため人を選ぶが、いろいろなシステム改修によって、ゲーム内のイベントストーリーを追いかけたりイベント報酬を手に入れるだけであれば、音ゲー部分を触る必要はほぼなくなったのは現代人にとって非常にありがたい。
両作品とも沢山のアイドルが登場するため、担当を探すなら最も楽かもしれない。
何より嬉しいのは豊富な楽曲と、それらほぼ全ての曲にMVが付いている所。
自分の担当を好きな曲、好きなポジションでダンスさせることが出来るのはやっぱり楽しい。
一方でキャラクター数が多い反面イベント等の出番がなかなか回って来なく、やきもきすることが多いのが欠点かもしれない。
その分しっかりとゲーム内で配られる無償石を溜めておけば自分の担当がガチャに追加されるタイミングで天井分は溜まっているはず。
友人A「どっちがオススメなの?」
と聞かれたが「どっちもやれ」としか回答できなかった。
結局のところ担当を見つけられるかでもあるため、少しでも興味あるならすぐにダウンロード、プレイをして、配られた石でひたすらガチャを回すのがハマるきっかけになるのかもしれない。
スコアアタックをするのでなければ高レアリティが不要なのも入り口向き。
タイムリーなことにアニメも放送
既にデレマスのアニメとOVAは放送されているが、
- 2023年4月からは『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』
- そして2023年秋には『アニメアイドルマスター ミリオンライブ!』
がそれぞれ放送予定。
「こんな子がいるんだ」が全てにおいて入り口になるゲーム作品なので、ちょっとでもスタマスやアニメを入り口にゲームを触って見て欲しい。
(U149はもしかしたら入り口には不向きかもしれないのでアニメ版のデレマスの方が良いかもしれない?)
自称カワイイちんちくりんのボクっ娘や意地っ張りな背景に思い過去がある子からしか補給できない栄養素があるため、輿水幸子と周防桃子をよろしくお願いいたします。
シャイニーカラーズの話を追いかけたい
アイドルマスター シャイニーカラーズ、通称シャニマスはブラウザゲーム版とスマホアプリ版があるのだが、基本的にはブラウザゲーム版でプレイしよう。
スマホアプリ版がやたら不安定なこともあるのだが、何よりダウンロード不要で遊べるのは大きい。
他のプラットフォームと違うのはシャニマスは音ゲーではなくアイドル育成ゲーム…一言で言うとパワプロのサクセスモードだと思うと分かりやすいかもしれない。
友人は「あーウマ娘か」と言っていたがあくまでも原点はパワプロである。
登場アイドル数は他プラットフォームと比べると少ないものの、その分一人一人&ユニットとしてののストーリー分量は物凄く多く、頻繁に担当の出番がやって来るのが一番嬉しい反面、ガチャで限定を引かないとそのアイドルの大事なストーリーを読めなかったりする点が若干辛かったりもする。
慣れない内&デッキが充実していない内はW.I.N.G優勝=パワプロで言う甲子園優勝もなかなか難しくトゥルーエンドを見れるまでかなり時間がかかったのだが、今では研修と称して一からトゥルーエンドを見るまでの手順を細かく解説してくれているのが嬉しい仕様。
見てるだけで浄化されるユニットやお願いしたら確定申告を手伝ってくれそうな子からしか補給できない栄養素があるため、放課後クライマックスガールズと黛冬優子をよろしくお願いいたします。
怒涛のコンテンツ量を楽しめる新人Pでしか味わえない楽しみ
どのようなコンテンツも、「今から始めていいの?」「今更手をつけても遅くない?」と聞かれることが多い訳だけども結論としてはどんなコンテンツも興味を持った時が始め時が持論。
シリーズの積み重ねで沢山の歴史がある作品はどこから手を付ければ良いのかが分からないのが欠点だが、入り口さえ分かってしまえばこれまでのストーリーや曲、ラジオにライブなど様々なイベントが津波のように押し寄せる。
スタマスのエンディングを見た時に(早く次回作が出ないものかなぁ)と願い続け今に至るわけだが、次回作を待っている間に過去のコンテンツを消費して次の展開を待つことが出来ることがどれだけ幸せだろうか!
という訳で改めてアイマス沼に浸かる浅瀬部分…コンテンツの入り口として勧めるのであれば自分は声を大にして『アイドルマスター スターリットシーズン』をプレイしろと言っていきたい。
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